ZX-14R 1545cc
ZX-14R 1545cc

トルクとパンチを出すために燃焼室容積を少なくして圧縮比を上げるための
加工です、シリンダーへッドの面研磨では簡単な確認ですが実面研量の計測も必要です

エキゾーストバルブの当り位置と当り幅です、位置や当り幅はメーカーさんのマニュアル
基準と言うものがありますが各エンジン仕様(目的)により異なります。
16バルブをキッチリと仕上げるには老眼との闘いでもありますが それなりの
お時間が必要な作業になります、シリンダーへッドOH作業では一番大事な行程です。

バルブステムの点検ではステムの傷の有無に細心の注意をはらいます
ここに傷が存在いたしますとステムシールを痛めてしまいます、そしたら
オイル下がり現象が出てまいりますのでこれも重要な点検項目の一つです
ステムの組み立て潤滑には少し豪華にマイクロロンアッセンブリールブリカント~

適材適所ですが小道具の一部を紹介いたします
高価なグリースやペーストから100均の小道具から廃品の再利用まで色々と試してみて
得られる収穫もございます、〇〇失いもございますが¥100均は大好きです。

ウエスにも少しだけ配慮いたしております、車体回りの分解整備とエンジンの分解整備
とでは当然使うウエスも違います、綿100系から紙ウエスでは吸油優先から精密部品には
毛屑の出ないタイプも使いわけております
もちろんですが工具もエンジン組み立て用は車体整備用とは別の工具になります。

写真は完成した14Rのシリンダーへッドを載せるための仮組み状況です
エンジンの組み立てだから油でべっとりなんての作業ではありませんよ=
手についた油分や水分が付着しないように配慮する場合もございます
必要以外の場所には油分が付着しないように清潔に作業を行います
部品や工具に必要以外の場所に油がついてしまいますと正確なトルク管理や
シール効果が期待出来なくなります・・・14Rエンジン来月には完成搭載予定です。
ZZR1400(ZX14)にも14Rエンジンは搭載可能です
現在、ZX14に搭載希望のかたからの御予約をいただいております。
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