理論圧縮比 14.2:1
理論圧縮比 14.2:1

今回の作業はハイコンプレッション仕様に変更しておりましたZX-14Rのエンジンのバルブタイミング
の確認及び調整作業を行います。
へッドの燃焼室容積に加工を加えましたのでバルブタイミングを適正化またはタイミング変更と
チャレンジしてみたいとおもいます。


カムスプロケットはアフターメーカーのパーツも存在するのですが今回は純正品を長穴加工
で対処いたしました。

クランクに全周分度器を取り付けます、そしてダイヤルゲージを使用してバルブの開き始めと閉じ終わりを計測
します、その後、分度器を指す針位置のクランク角度を読み取ります、分度器が示した2つの数値を計算して
それに180を足します、最後にその数値を2で割るとロブセンターと言うカム作用角(デュレイション)の
中心をクランクの角度で表すことができます
簡単な説明しかできませんが、たとえば、その数値を元に少し吸気バルブを早めに開いて閉じ終わりを早くすれば
実圧縮の向上が見込めるかもしれないな~とか、その他チューニングメーカーの指示書に正確に従うも良し、
オリジナルタイミングを見つけ出して出力(トルク)特性に手を加えてみるのもいいかもしれません
勿論、正確に計測できなくては全く意味がありませんし、バルブとピストンのクリアランス確認など
その他点検項目をクリアしたのちに行う作業なので闇雲に行いますとエンジン全損に継がります
使用するエキゾーストや点火時期なども影響してきますので総合的に頭の中でイメージを組み立て
トライしたデーターを元に良いデーターが得られるまで変更や修正を繰り返した作業を行います。
そして追い越し加速が楽しくなるようなトルクアップエンジンを目指してみたいとおもいます。
そして・・・過去に経験したことがない加速力を味わえたらいいなァ~と考えておりますH2みたいに・・・

続く・・・

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